打撲内出血の治療法

 本サイトでは打撲の症状、打撲の治療方法など打撲に関する知識を専門に掲載しております。目・眼球・頭部・腰・胸部・尾てい骨・足など様々な打撲を部位別に掲載しておりますので、気になる部位の打撲についてお調べいただけやすくなっていると思います。打撲は基本的には自然に治る障害ですが、他の障害を併発する事が多いのが打撲の怖い点の一つです。打撲はしっかりとした治療の実践によって回復期間を早めることの出来る障害ですから、基本的な知識を学習しておくことは決して無駄にはなりません。育児をされている方や、スポーツアスリートの方など、ほんの僅かでも、本サイトがご参考になれば幸いです。

◆アイシング療法の正しいやり方

◆アイシング療法の正しいやり方について
 アイシング療法は、正しい知識をもって出来る限り迅速に行うことが治療の最大のポイントとなります。
 ここではアイシング療法の正しい手順について見ていきましょう。
 まず、アイシングを行う際のポイントは怪我を発症してしまった直後から2〜3日間の期間内に行うことがポイントです。
 受傷後すでに4日以上経過している場合は、受傷後3日目以降の中・後期段階においての治療方法にまとめてありますのでご参照ください。
 ここでは、受傷後の経過時間によって治療方法が異なってくる点さえわかっていれば問題ありません。

◆アイシング療法の基本手順

 では、アイシング療法を行う基本についてひとつずつ見ていきます。
 まず一番目のポイントは患部をしっかり覆ってあげることです。
 アイシングに利用するものは「氷嚢」(ひょうのう)などを使用し、出来る限り幹部に密着できるものを選択することが大切です。
 内出血を発症している、もしくは発症しかけている部位の熱をしっかり奪う為にも、ガチガチのアイスパックなどではなく、氷嚢など柔軟性があり幹部に密着できるる素材であることが理想です。
 最も簡単なものは、ビニール袋に氷をいれて「少しだけ水を加える」自作が可能な氷嚢です。
 自作の氷嚢であっても市販の製品よりもアイシング効果が劣るようなことはまずありません。

 次に2番目のポイントは、熱をしっかり奪うことができる最適な温度でアイシングを行うことです。
 自作の氷嚢に水を少しだけ加えるのは、氷が少しずつ溶けている状態を作り出すためです。
 溶けかけている氷の温度は常に「ゼロ度」を維持します。
 熱を最も効率よく奪う温度は「ゼロ度」です。
 ゼロ度以上でもゼロ度以下でも熱(カロリー)を奪う能力は低下します。
 ですから、溶けかけた氷がアイシングにとっては最大の効果を発揮するのです。

※アイシングはゼロ度が理想

 市販のアイスパックなどはガチガチの場合が多く、幹部に密着できず、更にゼロ度を下回っていることも多い為効果はかなり低くなります。
 やらないよりはマシですが、これならばビニール袋を応用した応急処置の方があきらかに効果は高くなります。
 以上2点のポイントさえ守ればアイシング療法の効果は格段に高まります。
 熱を奪われた血液は血行が悪くなり内出血の過度の発生を食い止めてくれます。

アイシングの画像

 尚、現在は氷が丸ごと入る入口が広いゴムキャップ式のアイシングバッグが市販化されております。

 ゴムキャップ式のアイスバッグはドラッグストアなどでも販売されているので一度は目にされたことがある方も多いと思います。
 氷嚢を自作するのが面倒な場合や、頻繁に怪我を発症するスポーツアスリートなどは、何度でも使用できるのでひとつは持っておきたいアイテムです。
 体の接触が多いスポーツ競技の場合は部の救急箱にひとつ用意しておくと便利です。
 早期の応急処置の実践は実践競技への回復期間にも大きな影響を与えます。
 尚、コールドスプレーによるアイシングは人気はありますが残念ながら費用がかかる割に効果はそれほど高くありません。
 アイシングのイメージとしてコールドスプレーが定着している感がありますが、アイシング療法の仕組みがわかれば適切な処置が実践できるようになります。

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